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長文の書き方に悩んだら・・・猫が暑いときに取る対策を長文にしてみた

長文を書くのって難しいですよね。

昔々の話ですが
広告プロダクションに入社したての頃に受けた
広告レクチャーの中で面白かったのが

「あなた」を100パターンに言い換えなさい

というお題。

例えば
●きみ
●貴殿
●貴様
●そなた
●旦那様
●お姉さん
●社長さん
などなど

切り口を増やす、ひとつの手法です。

内容を薄めずに長文に膨らませる文章の書き方

広告のレクチャーで
もうひとつ面白かったというより
辛かったのが

キャプション(写真の説明などに用いる50〜100文字程度の短い解説文章)を長文に膨らませなさい

というお題。

50文字の内容を長文にするなんて
できるわけがない!?

と思いきや
色々なテクニックを持つ
プロのライターさんならお手のもの。

文章を膨らませる方法のひとつとしては、
言い回し・視点を変える、また加えること
が挙げられます。

例えば

暑い夏の日、猫がアパートの階段で涼んでいます。



アパートの階段脇で、猫が腕を目一杯伸ばして横たわっています。
猛暑の中でも表情は涼しげですが、
体中が毛に覆われている猫はきっと暑いはず。
それでは猫は一体、暑いときに
どんな暑さ対策を取っているのでしょうか?
猫は人間と同じ恒温動物なので、気温に合わせて体温調節をします。
体中から汗を出して体温調節する人間に対して
体中が毛に覆われている猫は、肉球にある汗腺から発汗するものの
汗による体温調節はごくわずか。
そこで舌を出し、ハァハァと言って空気を取り入れることで、
水分を蒸発させて温度を下げます。
これを「パンティング」と言います。
※参照:子猫のへや

DSC_0277.JPG
じっとするのが最大の策


随分と長文になりました。

上記の例は
単純な事実ベースから
表現を変え、更に話を展開し
調べて情報を加えています。

今回は「涼んでいる」を「横たわっている」としたことから
猫の表面積と体毛の関係などを思い出したので
猫の体温調節の話に展開することが出来ました。


こんな具合に
文章は内容を薄めなくても
いくらでも長く出来ます。


逆に長文を短くする文章の書き方

更に広告のレクチャーでは

長文をキャプション程度に縮めなさい

というお題もあります。
当然ながら。

それでは、上記の猫の体温調節の話を100文字にしてみます。
さあ、やるぞ!


・・・

・・・

・・・

10分経過

・・・

・・・

・・・

できた! ↓↓↓



真夏のアパート階段脇に全身を毛で覆われた猫が横たわっている。肉球にしか汗腺を持たない猫は、体温調節を発汗に頼っていない。ハァハァと口から空気を取り入れる「パンティング」により体温調節を行っているのだ。


100文字ピッタリです!


最大のポイントは「ですます調」「である調」にすること。
これで大幅に文字数を削れます。
後は思い切ってまとめることですね。



今日も暑いです。
ハァハァ・・・と
猫のようにパンティングするわけにいきませんが
水分補給で体温調節を行いたいと思います。


最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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U3

 短いものを長くするのは簡単だと思いますが長文を短い文章に変えるのは物事の本質を見極める感性がないと難しいでしょう。
by U3 (2015-08-24 19:13) 

うみぞう

U3さん

コメントありがとうございます!

仰るとおりです。
キャッチコピーなどは、コンセプトとズレないように極限まで絞る能力と、センスを要しますね。

文章って難しいです^^

by うみぞう (2015-08-27 08:39) 

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